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マンゴーベレン・プロジェクト防災講座に参加しました!

12月5日(日)に、TABOネットメンバーが講師として協力した、マンゴーベレン・プロジェクトが主催する外国人市民向け防災講座の見学にいってきました。


マンゴーベレン・プロジェクト

マンゴーベレン・プロジェクトは、半田市で長くポルトガル語通訳として活動されてきた川野オチラさんが代表を務める団体です。当事者であるオチラさんと仲間のみなさんが、半田市で暮らす外国人市民のために様々な活動をされてきました。今年のテーマは「防災」ということで、TABOネットに講師依頼をいただき、全8回の講座のうち第2回、第3回、第5回にメンバーが講師として参加しました。


講座第5回の様子

12月5日(第5回)のテーマは「避難所と避難」。各地の被災地に災害ボランティアとして支援活動に入った経験を持つメンバーが講師を務めました。災害が起きた後何が起こるか、災害後の生活で気を付けることなどについて説明を聞き、最後にハザードマップを見ながら自分や家族の避難計画(マイタイムライン)を考える活動を行いました。


半田市は海も川も山もある街で、東海豪雨でも低い土地が大きな被害を受けました。


自分の家がハザードマップで何色かにとどまらず、親御さんの職場はどうか、子どもの学校はどうか、おばあちゃんの畑のあたりはどうか、参加者のみなさんは様々な視点で見ていました。また、特に日中は家族がばらばらの場所にいることが多いということに気づき、事前に非常時にどんな行動を取るか共有しておくことが大切だと納得していました。



参加して感じたこと

この日の参加者は中学生、高校生、大学生、など若い世代を中心に9名。家族みんなで参加している方もいらっしゃいました。受講者全員のmessengerグループがあり、都合が悪く参加できなかった人に対してもオチラさんがリアルタイムで情報を発信していました。すぐに「👍」や「♡」が集まり、関心の高さがうかがえました。(マンゴーベレン・プロジェクトのFacebookページでも活動の様子・成果を一部見ることができます。)


「家族のことを守りたいから、参加した」

「おばあちゃんは日本語あまりわからないから防災無線聞いても分からないかも。何かあったらすぐ連絡しよう。」

「学校の勉強はあんまり得意じゃないけど、こうやって地域のことを考えるのは好き。何か役に立てると思う。」

「近所のお年寄りは避難に手伝いが必要かも。」

「家族の中で避難のスイッチを押す(呼びかける)のは誰?」「ぼく!!」


家族を思う気持ち、そして生まれ育った半田市、長く暮らしている半田市が好き、地域の役に立ちたいという気持ちが強く伝わってくる、とても素敵な時間でした。このような人たちが暮らしている、地域で育っているということは半田の財産だと思います。


「外国人は支援される側ではなく、支援する側にもなれる」


この取組のお手伝いをすることができて本当によかったです。


*今回の防災講座は「令和3年度半田市市民活動助成金」を利用し、半田市役所と協働して実施されました。



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